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雪の比重ー4、凍み渡り

2011年2月8日 作成

X0ice
    自然は寒くて厳しいけど・・・・キレイでございます。

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【雪の比重計測】 

 少し降雪が落ち着きましたので、
 ざっくりとではありますが、また雪の比重を測ってみました。
    特定の場所のサンプル数の少ない計測ですので
 それなりの誤差はあらかじめご承知ください。

 当然のことではございますが、地域により、時期により雪質、重さは異なりますので、

 あくまでも、当地の今年の今現在の様子としてご理解ください。  

1、計測日   2011年2月5日(午後2時から)曇り

2、概況    1月31日(積雪310cm)以後大量の降雪はなく

       役場前の積雪深は1月31日(310cm)から

       2月5日(231cm)へと大幅に沈み込んでおり

       重量はあまり減りませんが、体積(積雪深)は

       ずいぶん少なくなっております。

       (降雪及び積雪の変化は津南町役場のH.P.をご覧ください。)    

3、計測場所 新潟県津南町 標高240m 役場から200mほどの町中

4、計測方法 10立方センチの雪を切り出し、その重さを測る。

*  用意したもの
X1tool
   スコップ、古い包丁、物差し、秤、薄いビニール袋
*周囲の状況
X2location
  通路(中央左寄り)脇のポール付近からサンプル採集。
  ポールの向こう側は畑で、自然に積もった状況。
  畑部分は2m以上の積雪がありますが、
  通路寄りは通路除雪の影響で180cmくらいしかありません。
*採取
X3pole
  ポールの脇を地面まで掘り起こします
  側壁の雪を切り出します。
*カット
X4cutting
   10cm立方に包丁で切り出します。
*計測
X5scale
  崩れないよう薄いビニール袋に入れて
  キッチンスケールで重さを測ります。

5、結果
           表面(170~180cm)    284g  (比重0.284)   
  150cm(150~160cm)            305g        (比重0.305)   
         100cm(100~110cm)               380g        (比重0.380)
             50cm(50~60cm)      342g  (比重0.342)

      地表(0~10cm)     417g  (比重0.417)

 *50cm部分は念のためもう一度サンプルを切り出しましたが、 

  結果、352gでした。まだ、内部の雪のザラメ化はあまり進行していないので

  このような逆転も充分起こり得ると思います。

 *特に表面部分の雪のしまり方が顕著です。この時期としてはかなりの締まり具合です。

       前回測定した時の表面付近の比重は 0.09 (これでも新雪の比重としては

  重い方だと思います)でしたから、ずいぶん凝縮されているのが分かります。

   *春(3月、4月、5月)になれば、もっともっと密度は高くなるのでございます。

  その頃もう一度測ってみたいと思います。

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【屋根雪の重さ】

1、 いささか乱暴ではありますが、全体の比重の平均をとりますと

 0.3456 になります。 これに積雪深1.8m で計算致しますと、

 今まで一度も雪下ろしをしていない屋根には、Ⅰ㎡あたり、

 622kgの荷重( 2t/3.3㎡)がかかっていることになります。

 因みに、手元にある軽自動車(ダイハツ、ムーブ L150S)の検査証を見ますと

 長さ 339cm 、 幅 147cm、 車両重量 800kg となっております。

 投影面積約 5㎡ ですので 160kg/1平方メートルとなります。

 軽自動車を屋根一面に敷き詰めたなんてものではございません。

 4段重ね?・・・嗚呼、想像するのも恐ろしい!!

 我が家(住宅)の屋根面積が約113㎡でしたから、この計算でいくと

 我が家の屋根には70トン以上の雪が降り積もったことになります。

 雪下ろしをしなければ、

 雪の重さで家が倒壊するのは、何の不思議もないのでございます。

 

2、仮に、現在、屋根に80cm残っていたと仮定し、上部3ヶ所の比重の平均をとると

  0.323 となります。これに積雪深 0.8m で計算致しますと、

 258kg/㎡ となります。これでも4人乗車の軽乗用自動車(204kg/㎡)

 を敷き詰めたよりもずっと重いのでございます。

 屋根に、4人乗車の軽自動車を敷き詰めた様を想像してみてください。

 この恐ろしい状況から、必死に家を守り続ける毎日でございます。

はい、まだ2月になったばかり、まだ「冬半ば」でございます。

これからもこの上に、降り続け、積もりつづけるのでございます。

降っても降っても~  

まだまだ終わりではございません。

ほんの途中経過でございます。 

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【凍み渡り】 2月6日 晴れ

朝、外に出ると、快晴!!  雪の表面は3月並みのクラスト状況でした。

試しに、雪の上にそっと載ってみますと・・・・・・・

X11suncrust1

   OH YES!! 載れるではありませんか

   立派なサンクラストでございます

X12suncrust2

   ほら!

           踏み固めた場所ではなく、普通の雪ヤブの

   自然に積もったままの雪の上でございます。

   さすがに68kgの私が普通に動き回ると3cm位沈んでしまいますが、

   「そっと」のると、大丈夫でございます。

   子供なら充分遊び回れる強度でございました。

         おしまい 



 

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コメント

越後屋さん,南岸低気圧の通過に伴って,瀬戸内にも珍しく積雪があり,スタッドレスタイヤを持たない私は(四駆ですよ),2月11,12日で計画した山を中止して,書き込んでいます。
比重調査,興味深く,わかりやすいです。軽自動車を4重に敷き詰めた状態。なるほどです。家にも人にもとんでもない負担がかかっているわけですね。
ご自愛ください。

投稿: yasu | 2011年2月11日 (金) 09時33分

〉YASU さま
 ご心配ありがとうございます。
私も、11~13日にかけて姉が帰省するというので、家のことは任せて、
久しぶりに泊まりがけでお山に出かけようと思っていたのですが、
生憎のお天気で、計画変更でございます。
 ほんとに、この時期、降雪の具合がよほどよろしくないと、
出かけられないため、雪の話題と雪の写真しか無い
「暗~い」ブログでございますが、お時間がありましたら
また覗いてやってください。
 風邪などひかれぬよう  ではまた    越後屋拝。

投稿: 越後屋 | 2011年2月11日 (金) 10時31分

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