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月明り・星明り

2008年8月4日 (月) 

月明り、星明り(昔話)

 満月の夜、月を見上げると、何となくわくわくします. 満月の夜はとても明るくて、懐中電灯なんて無くても(周囲に人工的な明かりが無く、道の状況によっては)夜道を歩けます.特に,満月の雪道は快適です。3月の雪の締まった時期の月夜の道はそれだけでも何だか不思議とウキウキします.(私だけかもしれませんが・・・)

 月明り
 私が学生の頃のお話ですが,立山での夏合宿中にちょっとした事故があり、真夜中に立山から内蔵助平に下ったことがあります. その日はほぼ満月で,内蔵助山荘から内蔵助のカールの底に下ったところでヘッドライトの明かりを消しました.目が慣れてくるとカールの底の岩はもちろん富士の折立ての岩場の詳細まで見える程明るい夜でした.後立山の山々もかなりはっきり見えます.ライトを消したまま夏道を下りました、あまり不安は感じませんでした.樹林帯に入るとだいぶ影になりましたが,通い慣れた(10回くらいは通っている)路なのでそのままライト無しで下ることができました.一人、月明かりの下で眺める山々は、昼間眺める賑やかな(?)山とは違った荘厳さがありました.
(後日、日中、近くの雪渓の上を真っ黒なくまさんが「トットコトットコ」横断していくのを目撃しました.くまは本来夜行性だそうですので,やはり夜中は山の中をうろつかない方がよろしいようです.)

 星明り
 ある年のお盆、SAと奥只見の袖沢に釣りに入りました.釣りといっても毛鉤に糸、米と味噌に酒、飯盒位しか持たないといういい加減なものでした.林道を歩いていると名物の「虻」がまとわりついてきます.振りきろうとして走ると、かえって増えます.動くものに反応するのでしょうか?手をぶんぶんと振り回すと1から2匹くらいは虻が捕まります.生き餌として採集します.・・・一応釣りの真似事はしたのですが,いい加減な仕掛けで適当に川遊びをしているだけなので,結局ちいさなのが数匹釣れた程度でした.夜になって酒を飲み出すと今度はブヨ(?)が沢山寄ってきます.テントではなく、集水口の上屋の軒下をお借りしているような状況で囲いはなく、虫に刺され放題です.
 2日目の夜だったでしょうか、眠りに入っても,結局顔中刺されて、二人共夜中に目覚めてしまい,相談しました.「朝までここにいてもしかたがないから,夜道を歩いて帰ろう」。夜中に荷物をまとめ,夜の林道をとぼとぼ歩き始めました.まさに満天の星空でした. 歩きながら時々空を見上げると「スゥー」と星が流れます.お盆の頃でしたからペルセウス座の流星群だったのでしょうか沢山見ることが出来ました.途中からヘッドライトを消してみました.まさに「砂子をまき散らかしたように」沢山・沢山の星が見えて,星の見えない真っ暗な部分が山並です.稜線の向こうに街明かりが見えない(稜線付近が明るくなっていない)のがいかにも「山の中」という感じです.「天の川」は驚くほどはっきり見えます。林道は砂利道ですがかなり平らで,輪郭は星明りでも分かります.結局星明りを頼りに10Kmの道のりをダムの駐車場まで帰り着くことが出来ました.人工の明かりがない状況で,目が闇に慣れると星明りでもある程度見えるものでした。

(* 以上,私の思い出話です.夜間の無灯火での行動をおすすめするものでは決してありません。人工的な明かりを排除する事によってより神秘的な景色が見られるかもしれないというお話です。山中におけるすべての行動は,各自の判断と責任の下に行ってください.)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
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 津南町 貝坂地内にて

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お山(昔話)」カテゴリの記事

コメント

こんにちは、私も1年ぶりに山の空気を
浴びてきました。しらびそ小屋でk氏の
山の絵の個展を見てきました。
今年は7月下旬に行ったので、
クリンソウの群生(本沢温泉に
行く途中)を見ました。
 28日がどしゃ降りだったため
稲子湯泊で、2日目の29日にしらびそ小屋
往復で帰宅しましたが、下山途中
コマドリ沢の少し手前で、
ギンリョウソウ(ほんの数本、一株)を見つけました。
 その名を知らなかったので、
すれ違った、登りの登山者に
尋ねたところ、「葉緑素を
持たないギョリンソウだよ」と教えてくれましたが、
やはり、ギンリョウソウが正しい名ですか、
 蝋のように真っ白で、最初きのこかと思いましたね、
よく見ると花だったので、「えっ、君の名は」と、、、
帰宅し、「ギョリンソウ」でネット検索したら出てきたので、
k氏にギョリンソウを見つけました、と送信したところ
「ギンリョウソウも見られてよかったですね、」と返信がありました。
やはり、君の名は「ギンリョウソウ」だったんですね。
philos.より

投稿: philos. | 2008年8月 7日 (木) 06時41分

philos さま
「よく来たのし、あがらっしゃい,あがらっしゃい
  いま、スイカの冷えたんを、切って来るすけに・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
久しぶりのコメント、誠にありがとうございます.
「ギョリンソウ」初めて聞きました.ネットで少し調べて見ましたが、まだよく分かりません.どんどん花の名前を忘れていくというのに、また新しい名前が・・・・。
 7月の北八ツは,ほかにも沢山お花があったんでしょうね.個展は新館(?)の方だったのでしょうか?
大分前になりますが,佐久のSAと冬の天狗岳に行きました.その時SAが用意していたのは夏天でした、しらびそ小屋のところで幕営しましたが,一晩中「寒い,寒い」と言っていた,相変わらずのSAでした.

投稿: 越後屋 | 2008年8月 7日 (木) 20時06分

越後屋様
7月13日の「木漏れ日」に掲載されていた写真のように、
コマドリ沢上部で見たギンリョウソウも、数本まとまって
姿を見せていました。
初めて見た花だったので、名前を知りませんでした。
通りすがりの登山者が「ギョリンソウ」と教えてくれましたが、
「ギンリョウソウ」という名の方が
よく知られた名なのでしょう。
新潟のスイカは甘いでしょう、それでは匂いを
いただきました。ごちそうさまでした。
        2008.8.7   philos.より

投稿: philos. | 2008年8月 7日 (木) 20時37分

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