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7・13中越水害

2008年7月14日 (月)  
71syunngiku
中越水害(2004年7月13日)

 中越水害から4年経ったそうです.

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 何とも言えぬ気持ちになります.
 その時の記憶を少し書き出してみます。
 写真はありません.

その1、水害の発生した週の週末だと思います、十日町市で用意したマイクロバスに同乗させていただき、見附市に向かいました.知り合いの方も何人かいたので心強かったです.なにしろ、こういう時のお手伝いをするのは初めてですからどんな手順でお手伝いするのかまったく分かりません. 
 見附市の「ネーブルみつけ」という所が受付になっていました.たぶん阪神大震災の教訓が生かされているのでしょう、ボランティアセンターでの受付・指示・配置(?)は素人目には円滑にいっているように見えました.  私たちが派遣されたのは床上浸水した老人単独世帯の片付け作業でした.一階部分の畳が水を吸い、床は泥だらけ。汲み取り式トイレが溢れ、ほとんど流れ去っていましたが,若干の痕跡が・・・・・。
 家具を掃除して二階に移動し,散乱物を片付け、畳を剥がして集積所に運び、廊下を何度か雑巾掛けし、家の周囲や床下に石灰を撒き・・・・。少しでも「泥」の痕跡を取り除く.泥だらけの長靴で家の中を歩き回るのは、何とも変な感じです.おばあさんはこれからどうしたらいいのか分からない,もちろん私たちにも分からない.私たちにできるのは,少しでも今後の環境をよくするための片付け程度です.
 午後2時ころになるとまた雨足が激しくなり、私たちの作業している所にも「避難勧告」がでました.至急、作業を中止してボランティアセンターに戻るようにとの指示です.隣の家の方におばあさんのことをお願いし、向かえにきた車で土砂降りの中ボランティアセンターへ帰りこの日のお手伝いは終了。

その2、2度目は中之島村(現・長岡市)に行きました.梅雨明けの頃でしょうか晴れていて非常に暑い日でした.
 派遣されたお宅は一般住宅で、床上浸水1.5mくらいの所でした.既に畳は撤去され,床板もはがされていましたが、床下は50cmくらいのヘドロ状の泥が埋め尽くしています。屋外ならタイヤローダーで1・2回掬えば済む量でしょうが、家の中ではそうはいきません。5人くらいの2グループで人力で運び出します.狭い場所での作業になりますので、スコップがうまく使えない.水を含んだケーキ状の泥なので結構重い.結局手ですくって土嚢袋に入れるのが効率的でした.皆泥だらけ、家の中も泥だらけ。隣の家では大きなバキュームカーのような車が、ゴボゴボ,ゴボゴボ音を立てながら泥を吸い込んでいました.
 炊き出しのおにぎりに余裕があるということで,おにぎりをわけていただきました.力仕事の時はやはりおにぎりです.被災者の方々は,私たちに気をつかって、後で食べます。申し訳ないけど、「お先にいただきます。」
 この日、総理大臣が多くのお供を引き連れて現地視察に来ていました。他方、一人できていた国会議員の方もいらっしゃいました.一緒に作業していた人が気づいて声をかけて確認したのですが,一人できて皆と一緒に作業されていたようです.総理大臣が現地視察して国レベルでの必要な対策を講じるのはもちろん大切な事ですが、現地で一緒に作業をして,作業内容や被災者の生の状況を見るのも、これから役に立つ事でしょう. 兎に角暑い日でした。(被災者の方々にとっては毎日の事ですが)

その3、この日の作業は中之口川の堤防のすぐ脇のお宅でした.やはり床上浸水でしたが,私たちの作業は庭先に溜まったヘドロと物置内に溜まったヘドロの排除でした.だいぶ時間が経過しましたので,ヘドロも水分が抜け,「柔らかめの粘土」という感じですが.屋外なので前回よりは作業がし易いです.しかし,被災者の方はもうかわいそうなくらい疲れ切っていました.結局,ボランティアが作業している間は気をつかいつづけていますし、家族の事、これからの事・・・・不安な事ばかり。「お茶なんか出さなくていいから、ゆっくり休んでいてください」と言いたいのですが,彼らにすればそうもいかない.気の休まらない,暑苦しい日々がづーーーと続いているのです.
 六日町(南魚沼市)から来たという高校生のグループと一緒になりました.クラブ活動の仲間で来たのだそうです.賑やかにおしゃべりをしながらも、せっせ、せっせと作業に励みます.若者については悪いニュースばかりが目立ちますが,こうして彼らを見ていると、自分の高校生の時と同じなんだなァーとちょっと安心しました.気が遠くなるほどの炎天下、泥だらけの彼ら(彼女等)は「元気で、格好良かった」です.
 いずれにしろ、全国からこれだけ沢山の方がお手伝いに集まってきてくれるというのが「すごい」と思いました.阪神大震災の影響もあるのでしょうが、遠く関西方面から来てくださった方も沢山お会いしました.ありがたいことです.

※中越地震の事もいずれ書きたいと思っています.

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